「行ってきまーす♪」 鞄の中に入っている手鏡でもう一度チェックしてからあたしは家の玄関をゆっくり開けた。 片手には先日美穂と買った王子への誕生日プレゼント。 「ニヤニヤしないでよ。ひなた―」 「あ…ごめん。」 隣に美穂がいるということも忘れてあたしはまた妄想していたらしい… 王子の家には初めて行くので美穂と一回待ち合わせしてから行くことになっていた。 美穂は相変わらず服のセンスが良くてすごく可愛かった。 あたしも美穂みたいに可愛くなりたいよぉ……。