WOLF-孤独のその先-




これがキョウヤにとって触れて良いことなのか、そうで無いことなのかは分からない。




だけどそこまで知りたいわけでも無い。




「あんまり、喧嘩はしない方が良いと思います」




たくさんの恨みだってかうし、痛い思いだってする、今回みたいに危険な事だってある…喧嘩して良いことなんてきっと無い




「本当だよ、ナオちゃんもっと言ってやってくれ」




呆れているはずなのに何故かどこか楽しげに、私の言葉に便乗してくるチヒロさんは



本当にそう思っているのか、ふざけているのかよく分からない。




「別に好きでしてるんじゃねェ」




「違うんですか?」




「あぁ」




「じゃあ何でですか?」




じゃあ何でわざわざ喧嘩なんてするの?