でもキョウヤは「飯行くぞ」って確か言ってた。
BARなんて行ったことないけど、ご飯なんてあるの?
あったとしてもきっとカレーライスや唐揚げ定食とか、そんな普通のものなんてあるわけないし…そもそも高校生がこんなところ場違いなんじゃ…
そんな私の気持ちとは裏腹に、キョウヤはさっさと木製のドアを開けて中へと入っていくもんだから、私も急いで後をついていった。
中は薄暗くてオレンジの光がうっすらとついているオシャレで綺麗な空間。
そこまで広くない店内に、キョウヤは迷うことなくカウンター席へと進んで行くと
「ここ座れよ」
自分が座った席の隣をトントンと叩く。
私は言われたとおり、少し高くなっているカウンター席へと腰をかけた。



