「……え…」 私は思わず扉の目の前で足を止めた。 そんな私の存在に気が付いたのか、それとも私の声が聞こえたのか その人物がゆっくりこっちへと顔を向ける。 その瞬間、何故だか凄い勢いで後ろから腕を引かれて次は目の前が真っ暗になる。 「見たか」 「……見た」 その声はソウの物で暗い視界からは見えないけれど、ガラガラという音がしたから多分扉が閉められんだと思う。 凄い勢いで引っぱられたのはソウが私を後ろに引いたから。 視界が真っ暗になったのは、ソウが後ろから私の目を手で覆ったから