一度家に帰って制服に着替えないと行けないから確かにそろそろ出無いと遅刻しちゃう。
「行こうか」
毛布をたたんでソファーから立ち上がると、ガチャリと寝室の方から音がしてきて
「帰るのか」
熱が下がったのか、夜中のようにフラフラした立ち方ではなく、しかっかりと立っているキョウヤ
もう回復したのかと驚いたけれど、そのパーカーを着ただけの身体には腹部に巻かれた包帯。それが昨日の事を思い出させる
てっきりチヒロさんに言っているのかと思ってたけれど、その瞳は私を見ていて
「あ、学校があるので…」
キョウヤはいきなりパーカーを脱ぎ出すと
「ん」
「え?」
「着ろ」
自分の着ていた黒いパーカーを私へと手渡してくる
「そんな服で出たら寒い」
キョウヤに言われて気が付く。
10月にもかかわらず半袖一枚の私
部屋は暖房がきいていて暖かかったし、毛布にくるまっていたから特に気にしてなかった
「ありがとうございます…」
この人、意外と優しいんだ…
「服汚して悪かった」



