あまりに顔が酷すぎたためか、学校に行く途中ソウが冷たい飲み物を買ってきて少し冷やしたけど、気休め程度にしかならなくて
そして…学校に行くと昨日の私の話題で持ちきりだった。
正直覚悟はしていたつもりだ。
キョウヤもケイゴも有名だし人気がある、あの二人とあんなおおっぴらに何かやっといて噂されないわけがない。
内容はなかなか酷いもので、私がキョウヤにフラれたとか、キョウヤが二股していたとか、ケイゴと私とキョウヤが三角関係だったとか…そんな噂が学校中に広まっていた。
どれも事実じゃないにしろ、そんな噂を聞くたび昨日の事を思い出して涙が出そうになる。
教室に着いてもその噂は止まる事なくて、皆んな遠巻きにこっちを見ながらコソコソと話しているのが分かる。
でも、それにシビレを切らしたのは…
私ではなくて…前の席のソウだった。
それは言葉で何かしたわけではない。
怒鳴り散らしたわけでもない。
ただ、自分の机に思い切りガンっと大きな音を上げ拳をメリ込ませた…
その瞬間シーンと静まる教室内。
ソウの隣の席にいる梶君が「やれやれ」と言わんばかりに首を横に振る。



