WOLF-孤独のその先-




「ナオ起きろ」




「…ん」




身体をゆすられ目を開けると、もの凄い頭痛と重たい瞼の感覚に襲われる。





「学校行けそうか?」




ゆっくりと身体を起こすとすでに制服に着替えたソウがいた。





「ん…行く」




「じゃあシャワー浴びて来い。昨日風呂入らないで寝たからな」




「…うん」





シャワーを浴びた後、さすがに2日同じワイシャツを切るわけにもいかすソウにTシャツとパーカーを借りてスカートのみ制服を着る。





「ナオ、髪乾かせ」




タオルで拭いただけの濡れた髪のまま部屋に戻ると、待っていたソウが困ったように私を洗面所まで引っ張って行く。




「いいよ、面倒だもん」




「良くない、風邪引く」




「えー、じゃあソウがやってよ」




そして私は呆れ顔のソウに髪を乾かしてもらいながら目の前の鏡を見て唖然とした。





「なに…この顔…」





たしかに泣きすぎて頭が痛いと思ってた。

瞼も重たすぎて視界がおかしいと思ってた。





けど…まさか…こんなになってるとは…





目の前にはもの凄く不細工な顔が鏡に映っていた…。




確か昨日…ケイゴがめっちゃ不細工とか言ってた…




これは本当に不細工だ。不細工すぎて誰か分からない。