WOLF-孤独のその先-




その後結局、泣きやまない私に困ったのかソウの家に連れてこられた。




ソウの家に入るとソウのお母さんがいて、泣き腫らした私の顔を見てもの凄く慌てていて





そして何をどう勘違いしたのか、この泣き腫らした顔の原因はソウだと思い込んだのかソウにいきなりめちゃくちゃ怒り出して「女の子を泣かせるなんて最低だ!」とか「そんな子に育てた覚えは無い!」だなんてソウは言われていた。





でも私にはそれを弁解するほどの力も残ってなくて、きっとソウはまた後でしこたま怒られるんだと思う。





「ナオ、俺の部屋行くぞ」





そしてソウに連れられるがままソウの部屋へと入ると





「お前、今日はここに泊まれ」




「…え?何で…」





やっと出た言葉はもの凄くかすれていて小さい。





「このまま一人にしとく訳ないだろ」





「でも…このベット二人じゃ狭くない…?」




腫らした目を擦りながらソウを見ると




ソウは少し目を見開いて




「二人で寝る訳ないだろ。俺はリビングで寝る」




少し呆れたようにそう言ってくる。





「でも…悪いよ…」




鼻が詰まって上手く声が出ない。


泣くと鼻までつまるんだ…





「お前に一人で泣かれる方が、よっぽど迷惑だから気にすんな」





ソウは小さく口角を上げて笑うと、私をベットの上へと座らせ寝るように言ってくる。





「寝るまでいてやるからゆっくりしろ」





ソウってなんて優しいんだろう…きっとソウが好きになる子は幸せものだね…





そんな事を思いながら「ありがとう」と呟いて目を閉じた。