WOLF-孤独のその先-




しばらくして到着したソウは




「ナオ!」





ケイゴの家の玄関前にしゃがみ込む私達を見て駆け寄って来る。





ケイゴが一体どんな説明をしたのかは分からないけど、ソウの姿を見る限りかなり急いで来たことが分かった。





「ケイゴさん、何があったんですか?」




しゃがみこんだまま、あやすようにして私の頭に手を置いているケイゴにソウが焦ったように聞く。





「ちょっとな、キョウとモメてんだよ」




「如月さんと?」




「とりあえず今日はお前に任す」




「え、あ…はい」






「おい、立て」と言いながら私の腕を上げ引っ張るケイゴに合わせてのそりと立ち上がると




「ナオお前その顔ッ」




泣いたせいで腫れぼったい私の顔を見て、思い切り顔を歪ませた。





私の顔…そんなに酷いのかな…




大泣きしたのなんて人生で初めてで。


よく、泣くと目が腫れるっていうけどそんなにソウが驚く程腫れてるんだ





「お前、めっちゃ不細工だぞ」





ケイゴはケイゴで困惑しているソウなんか無視して、真剣に真顔でそんな事を言ってくる。




そんな時にそんな事わざわざ言わないでよ…