しばらくして発車された車は15分ほどして停車し
「下りるぞ」
ケイゴはシートベルトを外すと車から降りていく。
車が走っている最中、ただぼぅっと外を眺めていただけの私は何処に来たのかまるでわからない。
とりあえず言われるがまま下りるとそこには一軒のお家。
「…ここ何処?」
腫れぼったくなった目を少し開いてケイゴを見る
「俺ん家」
ケイゴの家…?何で?
「うちの親父は如月組の幹部だ。キョウの事を聞き出す」
「…キョウヤのこと」
「頭が倒れた次の日幹部会が行われた。頭はまだ意識不明で今はキョウが頭の代わりをしてる。その幹部会でキョウの婚約が決まったんだ」
え…婚約……
じゃあつまりさっきいた女性は婚約者ってこと…?
「俺は幹部じゃねェから詳しい事は聞かされてない。ただ華月グループの拡大とキョウの婚約が関わってる事は明確だ」
少し前、確かにキョウヤは言っていた。華月グループの拡大により何か起きるかもしれないと。
まさか…それがこんな事だなん…
でも…それならそうと何故キョウヤは私に何の連絡もしてくれないの…話もしてくれないの…



