WOLF-孤独のその先-




だけど人間そう簡単に何事もうまく行くわけなんてなくて、





「どうした?元気ないな」





新しいクラスの私の席は窓側の一番後ろで、その前がソウ。そしてソウの隣が梶くんだ。




どうしてこの席になったのかは分からないけど、こんなにも三人が偶然密集しているなんてあり得ないし、きっとソウか梶くんが何か裏でやったんだと思う。




もしくは女の子を誘惑して変えてもらったとか…ソウはそんな器用じゃないし無理そうだけど梶くんならやりそうだ。





「うん、ちょっとね」




「如月さんと喧嘩でもしたか?」





「ううん、喧嘩はしてないよ」





ソウは心配そうにこっちに体制を向けながら聞いてくるけど、元気を出そうと決めたのにこんなんじゃダメだ。




ソウに元気ないのバレバレじゃん…





「俺に何か出来ることあったら言えよ」





「うん、ソウありがとう」