キョウヤの寝顔を見ていたら、その心地いい心音と寝息に睡魔が再び私を襲う。
もう一度寝よう…と瞳を閉じた所で
ドンドンドンッとものすごい勢いでノックされる部屋の扉。
それと同時に何度も押されるインターホン。
思わずいきなりの事に身体をビク付かせると、それに気づいたキョウヤが薄っすらと目を開けた。
「…どうした」
「なんか誰か来たみたい」
こんな夜中に、ここまで凄い勢いで扉を叩いてくるなんて尋常な沙汰じゃない。
「チヒロさん達何かあったのかな」
扉へ向かおうとシーツから出ると、自分が服を着て来ていなかった事を思い出して少し躊躇する
「いい、お前は待ってろ」
キョウヤは一気に目が覚めたのかさっきまでの眠そうな顔とは打って変わって、ベッドから降りると床に落ちていたズボンを履いて扉の方へと向かって行く。
扉を開ければそこにいたのはどうやらケイゴのようで、ケイゴの大きな声が部屋中に響き渡った。
「キョウ大変だ!頭が倒れた!詳しい事は今チヒロが電話で話してる」
頭…?
ってことは如月組の組長でありキョウヤのおじ様ってこと?



