WOLF-孤独のその先-




そんな興奮気味な私を




「お前が行って何になるんだよ!」




ケイゴが冷静に私の両腕を引いて見下ろす。




「そ、それは…」




こんなケイゴの表情を見たらやたらと熱は冷めて少し落ち着く。




「それにお前を、危険に晒すわけにはいかねェんだよ」





「それは分かってる…」




「いーや分かってねェ。分かってたら今こんな事になってねェだろ」




でも、だって…このまま放っておくなんて出来ないよ…




「落ち着け、とりあえずソウに連絡する。俺はもう引退した身だし如月組のもんだからな。下手に手は出せねェ」





そのケイゴの表情はどこか悔しそうにも見えて、怒ってるのは私だけじゃないんだ。




きっとケイゴもソウ達が、白夜月が心配で仕方ないんだ。



でも立場上関わらないコトをもどかしく思ってる。それはそうだよね…つい最近までいたチームなんだから。