WOLF-孤独のその先-



「白夜月で会って送るって言われて…」




その瞬間キョウヤの眉がピクリと動いたのを私は見逃さなかった。




「白夜月?お前出入りしてるのか」




「してないよ!今日はたまたま梶君にバイクで連れてきてもらったの」




「梶?」




キョウヤの眉間に深いシワが刻まれる。





「梶君はその…同じ学校で白夜月のメンバーなんだけど」そこまで言ったところでキョウヤが隣から私の頬に手を添えた。





「他の男のバイクに乗ったのか」




「え?…あ」




「乗ったのか」




「乗り…ました」




めちゃ怒ってる。キョウヤの顔がめちゃくちゃ怒ってる。