WOLF-孤独のその先-




香りは脳を刺激し記憶に残るというけれど、本当にそうなのかもしれない。





きっと私は目を隠してどこですれ違ってもすぐにキョウヤだと分かる気がする。





「明日学校休みだろ?俺も仕事休み」




「そうなの?珍しいね」




キョウヤは平日だろうが休日だろうがいつも仕事をしている、時折ふと休みが入るようで休日の固定はされてないんだとか。




「どっか行くか?」




「え、良いの?」




「次いつ休めるか分かんねェしな」




キョウヤの腕が私の腰周りを抱きしめるようにしてギュッとする。





それに返すようにして私も優しく抱きしめる。




昨日もそうやって一緒に寝ていたはずなのに、こんなにドキドキするのは何でだろう…これ慣れる日くるのかな…