WOLF-孤独のその先-




キョウヤが私を守ってくれるみたいに、私もキョウヤを守りたい。そしてあなたがくれた言葉を、私もあなたに渡したい。






「だからそんな時は、私を一番に呼んで」





「…ナオ」





私はキョウヤの声が好きだ。


こうやって私の名前を優しく呼んでくれる、そんな声が。





「やっぱりお前、誘ってんだろ」




「……」



「……」




「……え?」






誘ってるって…?


どうして今そんな話になったの…?




全くそんな話の流れじゃなかった。
全くそんな話なんてしてなかった…




だけど目の前のキョウヤを見たら、思わず私の頬もすぐに緩んだ。





切れ長な瞳の目尻を下げて優し気に笑うキョウヤ




私の腕を引き寄せて強くギュっと抱きしめた。





「もう絶対逃がしてやんねェ」