どうしよう…なんだかどんどん顔色が悪くなってきてる。
でもこれだけ血が出ていたら当たり前だ、きっとそのうち高熱も出てくる…
「キョウヤ!!」
もうすでに血が染み付いて重たくなった私のパーカーを握りしめた時だった
走ってくる音と、この男の名前を呼ぶ声
「キョウヤ大丈夫か!!」
明るめの茶髪にスラリとした体型、どこか甘い雰囲気を持った男が私とキョウヤの前に駆け付ける
「…ゲホッ…」
もう一度吐き出された血の塊に男の人は眉を歪ませながら私へと視線を移した
「君悪いんだけど手伝ってくれる!?俺一人じゃ運べない」
焦っているというよりも、どちらかというと冷静なその声に思わずコクンと頷くしかなくて
「二人で抱えよう」
「あ、はい!」



