こんな顔をさせたかったんじゃない。 こんな声を出させたかったんじゃない。 それなのに、分かっていたはずなのに… 自分の事だけを考えて行動してしまった自分を悔やんだ… ソウがこんなになるほど心配をかけてしまった自分が情けなかった… 「……ごめん…なさい…」 ソウの震える手に自分の手を乗せながら、後悔の波が押し寄せてくる。 そんな私とソウのやり取りを止めたのは 「ソウ、とりあえずここ出よう」 教室の扉から顔を出している梶君の姿だった。