WOLF-孤独のその先-




何を考えていたのかは分からない。




いや、もしかしたら何にも考えていなかったのかもしれない。





ただ、バイトに行かなくてはと頭では思っているのに…それと比例するようにして足は全く動いてはくれなかった。





どうして私はこんな所で雨に打たれているんだろう。




そんな事さえも考えられないほどに…





雨で濡れた道路の匂いが鼻に付く。




私…この匂いが嫌いだ…