最近キョウヤは特に忙しいのか、もう二週間以上は会ってないと思う。




いつも通りソウの持ってきたお弁当を空き教室で食べながら窓の外を見つめていると





「大変です!三人やられました!影龍會の奴らです!!」





ガラガラガラッと勢い良く扉が開かれたかと思うと、とんでもない勢いで入ってきたのはいつもここにいる男の子の一人。




思わず持っていたお箸を落としそうになる。




「ソウ」




「あぁ、分かってる」




ソウの前に座っていた梶君が何やら聞いたこともないほど真剣な声を出し、それに返事をしたソウの表情はいつになく熱を通していなかった。