寝室から出てきたキョウヤはジーンズに黒のパーカーとラフな格好になっていて、
スーツ姿のキョウヤもカッコイイけれど、やっぱり私はいつものキョウヤの方が好きだ
眩しいほどキョウヤはスーツが似合っているけれど、あんな色気まで放出されたものには直視するのが心臓に悪すぎる。
「行くぞ」
「うん」
キョウヤの黒いパーカーを見ながら思う。
「そういえば私、キョウヤに借りたパーカー返してないね」
「あ?パーカー?」
あの日キョウヤが刺された日に寒いからと言って貸してくれた黒のパーカー
今でも私の家に置いてあるままだ。



