甘美に呟かれたキョウヤの声は、私にはあまりに刺激的すぎて 揺れるグレーの瞳を見つめ返す事なんて出来ない。 「帰んなよ」 「……………」 「ここにいろ…」 まるで甘えるように聞き返すように放たれた言葉は甘味を帯びて私へと届く。 「……うん」 そんな事を言われたら、帰れるわけがない。 帰ろうとなんて思うわけがない… 立ち上がる私の手を座ったままのキョウヤが優しく引き寄せた。