夕方家に帰ると、誰もいないリビングのテーブルには数枚のお札が置かれていた。 多分お母さんが昼間にでも帰って来たんだと思う。 時々帰ってくる母はこうしていつも決まって札束を置いていく 特に出掛けたり遊んだりしない私にこんなにお金が必要なのかといったら必要なくて、 だけど私がどんな事をして、どんな生活を送っているのか知らない母からしたらそんな事どうでもいいのかもしれない。 だから私は今日もその札束を握って夜の街へ出かける