WOLF-孤独のその先-




まだまだクリスマス一色な街並みを歩いてバイトに行くとお店にはほとんどお客さんがいなかった。




今日はキョウヤの誕生日会をやるからお店は21時には閉める事になっていて、それにしてもあまりの人の少なさに驚いたほどだった。




「人、少ないですね」




「あぁ、皆んなイルミネーションでも見に行ってるんじゃないか?」




いつもはスグルさんやチヒロさん目当ての女性客でいっぱいな店内は、男性客が2人にカップルが1組だけだ。




「デートなんて羨ましいね」なんて隣で言っているスグルさんはちっとも残念そうなんかじゃなくて、多分女性なんて選びたい放題なんだと思う。




そんな事を考えてるとふと思う、



スグルさんに聞いてみようかな…
先ほどまで考えていたモヤモヤをスグルさんになら話して良いような気がした。




それはなんとなく、スグルさんは大人で経験が豊富そうでいつも余裕に満ちていそうだから、スグルさんになら私のモヤモヤの原因を分かってくれる。そんな気がしたから