「電話出なくて良いの?」
「あぁ」
未だに鳴り響いている携帯に思わず私も視線を向けてしまう。
「仕事だ」
仕事…
そういえば普段私服姿のキョウヤは何故かスーツを着ていて、それは仕事だったからなんだ。
それにしても、いつも私服姿で20時には私とご飯に行っていたキョウヤはいったい普段何をしているんだろう。
いつも見かけるのは私服で喧嘩しているキョウヤの姿ばかり。仕事をしたいるようには見えなかったけど…
それにこんな時間に仕事の電話が来るって事は今まで無視をしていたか、それとも最近までは仕事をしていなかったのかのどちらかなのかもしれない。
「今までは月に数回組の仕事を手伝うだけだった」
「……………」
それはまるで私の頭の中が見えてるみたいに
「正式な仕事は24歳からだと決まっていたからな」
キョウヤは話し出す。
「そうだったんだ…」
「これからは毎日忙しくなる」



