梶君のアレを見た後、私達っていつのまにかもうそういう年頃なのかって思ったんだよね。
でもきっとソウはモテるから彼女の一人や二人くらいいると思ってた。
でも良く考えたらキャーキャー騒がれてるわりに女の子といるところ見たことないかもしれない…
「お前はどうなんだよ」
「え?」
「好きな奴いねェの」
まさかソウの口からこんな言葉が出てくるとは思っていなかった。さっき私が聞いた時のソウはこんな気分だったのかと思う。
「いないよ、私はさ…そういうの良いの…」
私は特に恋愛をしたいと思ったことはない。
母と父の不仲を見ていたせいか、今だ良い年なのに数多くの恋愛をしている母を見ているせいか、
捨てられたもの同様のように私に関わって来ない血の繋がった母、血が繋がっていても母は私を必要としてくれないのに、他人が私を必要としてくれるなんて思ってない…そう感じてしまう。



