キョウヤの事が好きじゃないならもうこれ以上キャンキャン吠えないでほしい。
正直この人騒がしい。
キョウヤの座っているダイニングテーブルへと移動するとそこに並べられていたのは唐揚げ弁当。
オレンジ頭はもはや無視して唐揚げを一つを口に運ぶと
「美味しい…」
サクサクとした衣の中にジューシーな肉汁、思わず顔がほころぶ。
そんの私を見てか珍しくキョウヤはふっと口角を上げて笑っている。
「おぉ!お前なかなか分かるじゃねぇか!」
そう言ってダイニングテーブルへと近づいてきたオレンジ頭はもう私とキョウヤの関係には興味をなくしたのかニカっと八重歯を見せながら笑顔を見せる。
「これあなたが作ったの?」
「俺じゃねぇけど、おれの実家の弁当屋」
「あなたの親は天才なんだね」
そう言った私にオレンジ頭は自慢げな顔をしながら腕を組んだ。
「つうか、そのあなた呼びやめてくんねェ?俺の名前はケイ、ケイさんって呼べ」



