「命の恩人!?」
「そう、私がキョウヤを救った」
そう答えた私に目の前の男はかなり疑い深い顔をしながらギラギラと私を見つめてくる。
「おい」
そんな無言の睨み合いが続いていたなか、というか勝手にあっちが睨んでいただけだけれど、それを断ち切ったのはリビングから出てきたキョウヤだった。
「飯食うぞ」
「え?あ、うん」
そんなキョウヤはまるで何事も無いかのようにオレンジ頭を無視して私へご飯を食べるように言ってくる。
「いや、まて!俺も行く」
リビングに戻ろうとしていた私が気に入らないのか、何やら靴を脱ぎ捨てると私を通り過ぎて勝手に部屋へと入って行く。
あの人バイト中なんじゃないんだろうか…



