どうしようかと思いつつも何だかこの面倒な状況をどうするつもりもなく、リビングへと入っていくキョウヤの背中を追おうとするけれど 「待て待てそこの女!」 そこの女ってもしかしなくても私…? 後ろからする声は、リビングへ戻ろうとしていた私の足をゆっくりと止めさせた。 「……何ですか?」 あきらかに面倒くさそうに振り返った私に、このオレンジ男もそれに気がついたのか少しばかり眉間にシワを寄せながら軽くにらみ付けるようにして私を捉えている。 「お前、誰だ?」