「出せ」 私を乗せた後、後部座席へと乗り込んだキョウヤが偉そうにそう言うと滑らかに車は走り出した。 一体どこに行くつもりなのかと外を眺めるけれど、そんな事分かるはずもなく 本当にこんなかすり傷ほっとけば治るのにと、むしろキョウヤのその血だらけの手を何とかした方が良いと思う。 多分…いや絶対相手の返り血なんだろうけど…