そんなキョウヤの対応がよほど予想外だったのか周りの人達はざわつき始める。 そしてキョウヤを叩いだ手の痛みがジンワリと戻っていく。 良く考えると、喧嘩をするなと言ったのにキョウヤを引っ叩いた事が矛盾していて私も人の事を言えないんじゃないかと思った。 「叩いてごめんね」 そんな私の言葉にキョウヤは返事をする事は無くて、血だらけの手とは反対の手をポケットへと入れるとそこから携帯を取り出し耳へと当てる 「車よこせ、駅前だ」