こんなに叫んでるのに、腕だって掴んでるのにキョウヤはまるで私に気が付いていないようでそのまま男へと拳を振り下ろした。 その反動で思わず私も道路へと倒れる。 「…ったぁ」 擦りむいた膝からはうっすらと血が滲む。 あぁ、私こんな所で一体何してるんだろうと一瞬冷静になる自分がいて だけどやっぱり目の前のこの光景をほっとけるほど、私もまだそこまで人間捨ててないのか 叫んでも腕を掴んでもダメならもう仕方ないと、立ち上がった私は勢いよくキョウヤの頬を引っ叩いた