デートをする約束を取り付けても、家でボーッとしてるだけ。


もう、外へ出ることも無くなった。




「蒼士......」


俺の名前を呼ぶ朱希に顔を向けると、悲しそうに目を伏せ、なんでもない、と笑った。




そんな顔しないで