「ちょっと待った!ステラがミハイル様と結婚?」

タケルが声をあげる。

ルカは、その横で真っ赤な顔をしていた。

既に夫婦である、ヘンリーは冷静で、モニカは目を輝かせていた。

「その指輪が証拠だろう?」

冷静なヘンリーが、二人の指輪を見て言うと、ステラが大事そうに触れて笑った。


「そっか。良かったね?ステラ」

「あぁ ジェイクが心配してたんだぞ?ミハイル様が天界に帰らなくて済む方法探したりしてさ。」

「あぁ ジェイク…。君には本当にすまない。ステラが君を選んでほしいと思いながらも、君がステラに愛を伝えた時に、つい許せなくなって。私は神との契約を解かれた。ステラの指導者ではなくなった。そして、ステラと夫婦になったから、もう天界に縛られることもない。」

「ステラが幸せなら、僕も幸せだから。ミハイル様…。ステラをお願いします!ステラを泣かせたら、僕は許さない。」

もう、何度か泣かせちゃったんだけどなぁ。

なんてミハイルは思いながらも、頷いた。

これからも、泣かせることはあるかもしれない。

喧嘩だってするだろう。

それでも、私はステラと共に居よう。