パリっとしたチェック柄の
可愛らしい制服に身を包み、
期待と希望いっぱいの中学生活が始まった。

友達作り、厳しい先生達、校則、
小学校ではなかった数学、英語。
乗り遅れないようにしがみついていた。
入学したての頃は、中学生活という未知の
世界に慣れるのに必死で訳も分からぬまま過ぎて行った。

出だしはまずまずといったところ。
クラスに溶け込むこともできたし、
be動詞、受動態とか方程式、関数やらも
何とか無事にクリアした。
とりあえず第一関門は越えたみたい。

最初はみんな大人しくて、
先生の言うことをきちんと聞いて
いい子だったし、目立ちたがり屋も
おらず丸く収まっていて、
これと言って問題はなかった。

無事に1年目を終えた時には、
心底ほっとした。