キツネのように鋭い切れ長の瞳。
シャープな顔つき。
それでいて嫌味がなく、人懐こい君。
風のような君。


思い出せば涙ではなく微笑みがこぼれる、忘れられない恋。


本当はね、もっと君と話したかった。
もっと、君のこと知りたかった。
話せるだけでよかった。
幸せだったのに...
気持ちを伝えられたことは
せめてもの救いかな?


彼は今、どこでどうしてるのだろう?

君は今でも私の中にいる。
どんな恋をしたとしても、
私の中の君の席は
変わらずココにあるだろう。
これからも、きっとずっと。


しばらくノスタルジーに浸って、我に返ると彼のいない卒業アルバムを閉じた。


どうか彼が元気でいますように。
彼は彼のままで、彼らしく...