3年生になってからは、イジメやら中退者続出やらで荒れ狂った。

何度思ったことだろう、
君がいればと。

怒濤の中学校生活を何とか無事に乗り越え、高校も決まり、卒業式を迎えた。


春休みに入って、心を入れ替えるために
部屋の片付けをしていると、あまり見ることなく本棚にしまった卒業アルバムが目に留まった。


手に取って、1ページずつめくって行く。
駆け抜けて来た日々が目の前に広がる。
色々あったけど、今となっては懐かしく思える。
渦中にいた当時は溺れないようにするのに必死で、大変て思う余裕もなかったな〜

写真の中に君の姿を探す。

3年1組
3年2組
3年3組...

だけど、そこに君の姿は、ない。
どこにも見当たらない。
君の姿だけが見当たらない。
隙間から抜け落ちてしまったみたいに...