期待って……。
そりゃそうだ。
こんなこと言ったら、期待させるようなもんだよね。
かなりワガママで自分勝手だけど、虎ちゃんがそばにいてくれないと寂しくて落ち着かない。
あれだけいつも一緒にいたから、もうなくちゃならない存在なんだ。
「虎ちゃん……ものすごく勝手なことを言ってるのはわかってるけど。そばにいたい……」
虎ちゃんのそばにいたいの。
「そばにいたいって、どういう意味で言ってんだよ?」
「勝手で……ごめん。でも、どういう意味かって聞かれても」
自分で自分の気持ちがよくわからない。
でもね、虎ちゃんの腕の中はすごく落ち着く。
抱きしめられても全然嫌じゃない。
それって、恋してるから?
「俺のこと……どう思ってんだよ?」
「…………」
どうって言われても。
「バスケをしてる時の虎ちゃんの笑顔が……好き、だよ」
「…………」
「でも……そうじゃない虎ちゃんも、好き」
あーもう。
ホント、私はなに言ってんの。
恥ずかしすぎる。
ドキドキして、そわそわして、心臓が口から飛び出しそう。



