海と空を二つに分ける長い線

くっきりして見えるのは

君が去ったせい?


想い出の砂浜

一人遠くをながめる


君と見た境界線は

真っ白な雲にはばまれぼやけていた

空と海 月と太陽

受け入れ合ってるように


いつしか君との間に生まれた距離

天地のように二人を引き離した


境界線は境界線でしかなくて

消しゴムで消したりはできない

二人の関係が

好きの気持ちで

修復できなかったように



波が心揺らして

頬にあたたかい雫を呼んだ


もう少しだけ

ここにいさせて


弱くてはかない

流れ星のような

ちっぽけなプライド

醜いくらい追いかけた恋

ここへ置いてゆくから