かごのいきもの



「お前だけだよ。
俺が団長に捕まって、船員になるってなったとき
笑ってたの。」


笑って た…


「こいつとなら!って顔して目が爛々してた
まったく、恐ろしい女だな。
2年も経つのにまだ脱走しようとしてたなんて。
ま、俺から声かけずに済んで楽だったけどなー。」





結局、


私はずっと、


父親であるこいつの手のひらで転がされてたのか。