かごのいきもの



「はな せ!」


いくら腕を押しのけても、
ビクともしない。


私を引きずって部屋の中に入ると、

マスクの人は担いでいた麻袋を地面に転がした。


中から、赤いリボンの端の部分が覗いている。


「あぁ…!!」




思わず駆け寄り、麻袋を開ける。



中身は白い顔をした姉、075だった。