かごのいきもの


「ヨウルア、ど、どうしよう、姉さんが、足 が」


港から上がってきた098に
無我夢中で声をかける。


気が動転して言葉が続かない。


「どうしよう、なんで?、ど うしよ う、ねぇ、助けて…」



溢れてくる涙が冷え切った海の雫と混ざって、
顔に少しだけ温度を取り戻す。



「リズ…」


私の前に立つ098を見上げると、

急にくちびるを奪われた。



「ちょっ…! やめ」


098は思いっきり舌を滑り込ませて、

私に何か飲み込ませた。



「や めて!」