かごのいきもの


ライトの光とカツカツと響く靴の音が
私の部屋を通り過ぎた。


「もうすぐ鐘がなる。準備はいいね?」



098が力強く私の肩を抱いた。


「うん」



私も同じ強さで抱きしめる。

まだ。



まだ、我慢しろ。

こいつと離れるのは船を出てからだ。