かごのいきもの


「077は、なにも知りません。
私と076が計画を立て、逃げようとしただけです」


姉は私をかばった。

「そうか。ナナ、悪い姉貴と兄貴だな。
そう思うだろ。」

「は い…」

「お前は何も知らないんだよな?」

「はい。」


せっかく姉がかばってくれたんだからと、
姉の話にのった。

姉が言うには、舞台に立つ船員は貴重だから
殺されはしない、らしい。