かごのいきもの



「ヨウルア」

「んー?」

「今日は髪、おろしてほしい」

「わかった。リズこっち向いて。」



098が来てから1ヶ月ほど経って、
私たちは名前で呼び合うようになり、
098がいた港を離れ 今は別の街の港に停まっている。


098は私を信用しきっているようで、
なんでも教えてくれた。

団長のことや、船の構造、夜の間の巡回のルート。

そして、
私と一緒にこの船を出ることにも協力すると言った。



思惑どおりだ。

私は098を初めて見た時から、
パートナーにしようと決めていた。