かごのいきもの




「… 何か、できるとこはあるか?」


団長の言葉に首を傾げながら、

「酒は作れ ま す。 け ど。」

と、答えた方の少年は その場で頭を撃ち抜かれた。



風船が割れたような音と、船員の息を飲む声。

少し遅れて漂ってくる生臭い血の香り。



「お前は?」


もう片方の少年は、狼狽した様子で

「え、ええ絵!絵が描けます!あの、彫刻 とか、も できます!ああああと、あとは、ええと。あの美術、美術系 は、できます! 絵描きをやってるので!」

と、言った。