「あ!!ねぇねぇ皆聞いて!3年の田中センパイのアドレスゲットしたの!!!」


どうでもいい会話で盛り上がっていると、果帆が戻ってきた。
憧れのセンパイのアドレスをゲットできて、すごく興奮していた。


「も~、さすが果帆だよね。告っちゃえば?」
「果帆ちん、田中センパイのこと好き?」
「照れる~~っ!!そんな、まだわかんないって~」


真っ赤になる果帆とそれをからかう、栞那と舞。


こんなどうでもいい日常が楽しい。
こんな日々がずっと続くと思っていた。

このときまでは。