「茉優??どうしたの…?」
ぼーっとしているあたしを見て、お母さんが不思議そうにしている。
「ううん!!なんでもない。優梨にも色々あるんだよ。そっとしとこ?」
「そうね、わかったわ」
朝ご飯を食べて、制服を着て。
朝早くに起きたらこんなに気持ちいいんだ~!!
そうだ、髪を巻こうかな。
イメチェンしたら、あたしにも恋のチャンスが舞い込むかも…!!
バカなことを考えながらコテを温めていると、優梨が起きてきた。
目があったけど…、話さなかった。
優梨の目は少し腫れていて不自然だった。
あたしの目も腫れていたから、さっき軽く化粧をして隠してきた。

