「で、話って??」

近くの公園で、晃チャンは立ち止まって私の方を向いた。



「あの…、えっと…。あ!そう、優梨とのデートどうだった??楽しかった?」


先にさっきのデートの話を聞いてみよう。
晃チャンが優梨とのことをどう思っているのか気になる。


「あのさ、茉優。俺は優梨といるときより、茉優といるときの方が、自然でいれるから好きだけど?」




…そんなこと言わないで。
今から、あたしは晃チャンを傷つけるんだから。



「晃チャン、あたし好きな人ができたの」


…好きな人は、あなた。



「だから、距離置こうよ??晃チャン、今度から優梨と2人学校行きなよ」


…お願いだから、優梨とくっついて。
これ以上自分の気持ちに気づきたくない。