「えっと、誰??」


声のした方には、短い黒髪の見たことがない男の子が立っていた。
あたしがぶしつけに誰?と聞くと、彼はハハッと笑った。


「ここじゃなんだし、ちょっとこっちに来てくれる??」


彼に従ってついていくと、階段で立ち止まった。
そして、いきなり振り返るとありえないことを口にした。


「初めまして。俺は、北見 昌平(キタミ ショウヘイ)。橘さんに恋しちゃいました☆好きな人いないなら、付き合ってください!!」

「・・・・・・」